【セミナーを開くなら?】人気の高いハイブリッドセミナーで!
オンラインセミナーやウェビナーが一般的に広く活用されてきていますが、オンラインだけでなく、オフラインと組み合わせたセミナーを開きたいという方は、ハイブリッドセミナーを活用してみませんか?
今回はハイブリッドセミナーについて、開き方や、注意点、必要になる機材など詳しくまとめています。
ハイブリッドセミナーの配信方法を知りたい方は必見ですよ!
ハイブリッド配信(セミナー)とは?
ハイブリッド配信とは、オフラインとオンラインを同時に行うイベントのことです。
今までにも、オンラインでのセミナーやリアルでのセミナーは開かれていましたが、それらのメリットを合わせた配信方法や、開催方法が、ハイブリッド配信です。
ハイブリッド配信やセミナーで出来ることは、
- リアルとオンライン融合型のセミナーが開けること
- 人数を気にせずウェビナー、セミナーを開けること
- 来場者とオンライン参加者、両者から質疑を受付できること
特に、人数を気にせずにセミナーを開きたいという場合はオンラインセミナーで、オンラインでもオフラインでもセミナーを開き、出来る限り多くの聴講者の来場を期待しているという場合には、ハイブリッドでのセミナーを開くことで、理想的なセミナーとなるでしょう。
ハイブリッド配信の特徴『リアルなイベントも出来ること』
ハイブリッド配信の特徴は、オンラインとオフラインを兼ね合わせて、リアルなイベントが出来ることです。
貸会議室などの、会場でセミナーを行いながら、オンラインでウェビナーを開くことで、ハイブリッドなセミナーとなり、リアルイベントでも参加、オンラインでも参加できるというイベントを開くことができるのです。
オンラインだけでなくリアルでも行えるライブ配信だからこそ、ハイブリッドと言われています。
ハイブリッド配信に必要な道具やツール
ハイブリッド配信に必要となる道具やツールは次の通りです。
1|安定している通信環境
安定している通信環境は、ハイブリッドセミナーでは準備しておかなければならない重要な素材のひとつです。
通信環境は、場所によって大きく左右されてしまうこともあります。
例えば、セミナーの中で特に重要な話をしている中で、オフラインの会場にいる聴講者のみに話がいきわたり、オンラインでは映像が止まってしまったり、音声が聞こえないままスタートしてしまったら・・・。
聴講者から「聞こえない」というご意見は、快適に聴講できる環境を提供できないことや、クレームにつながる可能性もあることからも、極力避けたいトラブルと言えます。
また不正なアクセスなども発生することは全くないとは言い切れないため、今まで活用している会社のネットワークではなく、より強固なネットワークが必要にもなるでしょう。
その為にも会場に有線LANが常設されていることが必須です。どうしても会場にネット環境が無い場合は、モバイルルーターやマルチSIMルーターなどをレンタルしてネット環境を揃えることになります。
ただし、その場合は画質を落とすなどの工夫が必要になります。
安定で、快適な通信環境は、ハイブリッドセミナーには特にネット環境が必要になるものなのです。
2|配信のツールと会場
配信ツールと会場の両方を準備することも、ハイブリッドセミナーならではの特徴です。
配信ツールは企業によってさまざまですが、中には「一般的に使用されているツールは活用できない」ということもあるでしょう。
そういった時は、Microsoftチームが提供しているウェビナーを使用することも良いのですが、配信ツールを独自開発することも検討してみて下さい。
配信ツールを独自開発することで得られるメリットは、次の4つです。
- アカウントを作る必要なくともメールから共有されたURLで視聴可能
- URLはプライベート公開のみで一般公開はしない
- 動作が不安定にならず、安定した配信をする
- 企業だからこそ指定されたツールではなく使いやすいツールを使用したい
など、さまざまな点があげられますが、これらが該当する場合には、「自社作成」でのオンラインツールを用意することをおすすめします。
3|機材
特に必要となる機材は、今までと変わりません。
- マイク
- スピーカー
- プロジェクターやスクリーン
などですが、今回ハイブリッドセミナーで必要となるのは、次の通りです。
- カメラ
- パソコン(PC)
- ネットワーク
- 音声と映像をミックスするミキサー
- スイッチャー
など、つまり配信を行う際に必要になる機材を準備しなくてはならないのです。
パソコンではなくとも、スマホで配信が可能になることはありますが、有無関わらず、カメラやミキサーは必要になります。
もし今スペックに自信がない!という方も出来る限り「core i5」以上のパソコンを用意しておくようにしましょう。
配信専用のノートパソコンを準備しておくと、今後配信を行う際にスムーズになるので、おすすめですよ。
ハイブリッドセミナーを行うなら注意すべきことは3つ
ハイブリッド配信でセミナーを行うなら、次の3つには注意しておきましょう。
1|WEBと会場とで通信環境を合わせること
web会議は、断続的に発生するのがタイムラグです。これは、通信環境が安定していない場合に現れる現象で、発生させないためにはWi-Fiではなく、強固なネットワーク環境が必要になるとも言えます。
ネットワーク環境は無線だけでなく有線もあり、無線以上に安定するのが有線でのネットワークなのです。
また、ここで有線のネットワークを整備し、今までよりも強固にしておくことで、
- 不正アクセスのリスク低減が期待できる
- パソコン側のセキュリティポリシーを管理可能
など、サーバーでの認証ではなくネットワークでの認証が可能となり、よりセキュリティ的にも安心のできるネットワーク環境の構築になります。
2|両方のセミナー準備が必要であること
ハイブリッドセミナーでは、オンラインであればオンライン、オフラインであればオフラインと偏っているわけではないため、両方での準備が必要になります。
オフラインでの準備は、講師が会場に足を運び、実際にセミナーを行う態勢を整えること。
オンラインでは、ツールを使用したオンラインセミナー(ウェビナー)を行う態勢を整えておき、聴講者が安心して聴講できるような環境を心がけましょう。
実際の聴講できる人数は次の通りです。
最大視聴数 | 使用しやすさ | |
Zoom | 10,000人 | 無料アで使用可能 有名なオンラインツールなので、Zoomと調べると解説記事も多め |
GoogleMeats | 10万人 | 高品質なビデオ会議というテーマで作られたツール無料で使用は可能だが、設定が分かりずらいので要注意 |
Microsoftチームライブイベント | 2万5,000人 | Zoomが導入できないというところでも使用できるツールログインできなくなることがあるため、ややもたつく可能性がある |
他にも配信ツールはありますが、特に大きな差はないと言えますが、もし、次のようなツールを探している場合は、自社での制作をするとより理想な配信環境になるでしょう。
3|会場の広さにも充分な配慮が必要であること
オフラインでの会場についての注意点です。
オフラインでセミナーを開く会場は、今までであればそこまで広い空間でなくとも、ある程度の人数が着席できる環境であれば、セミナーは容易く開けましたが、オンラインと合わせたセミナーともなると話は変わってきます。
写真ほどの会場が必要になるというわけではないのですが、ハイブリッドなオンラインセミナーに必要となる機材は、カメラやマイク、スピーカーだけではなく、プロジェクターやスクリーンなどといった少し場所をとるような機材が必要になるのです。
また、バランスよく会場の映像と音声を配信するためには、ミキサーなども必要になるでしょう。
つまりそれだけの機材を今まで開いていた会場で置くと、圧迫感も生まれてしまうことから、会場への聴講者が限られてしまい、本来届けたい人数へのハイブリッドセミナーにならなくなってしまうことも考えられるのです。
そういった懸念点も念頭におきながら、ハイブリッドセミナーのみならずオンラインでのセミナーを開く場合には、機材の数と会場の大きさは比例することを考えておきましょう。会場は、今までよりも二回り程度広い会場を確保するようにしてください。
まとめ
今回の記事では、ハイブリッドでの配信を行う場合に、必ず注意しておくことを3つ解説しました。中でもタイムラグには気を付けて下さい。
会場と、オンラインとで聴講者に快適な環境を提供できないとなると、今後のイベントに支障が出てしまう可能性もあげられますよね。
タイムラグが発生しないように、ネットワークの環境構築を徹底し、無線ではなくできる限り有線で行うようにしましょう。
また、ATEM Mini proをハードウエアエンコーダーとし使用する場合、ホテルに多く使われているセキュリティーコードの入力ができないので、そのままでは配信することができません。ホテルや会場のシステムエンジニア、ネットワーク管理者にATEMのMACアドレスをお伝えし、ポートを開放してもらいましょう。
ATEMのMACアドレスはBlackmagic Designのサポートセンターより教えてもらうことができます。
諸々、難しい場合は、弊社へご連絡ください。すぐにご対応いたします。